◎イカット製作過程をフローレス島中部の港町エンデ、パウパンダ村を例にとって簡単にご説明します。
3. 織る
インドネシア語で「tenung トゥヌン」というこの作業は腰機とよばれている、とても単純な道具でおこなわれています。布の大きさにもよりますがサロンサイズの物(kupu-kupuで販売している大サイズイカットサイズ)で3ヶ月はかかります。
数本の棒を用いただけの簡単な構造の腰機。
織らないときはくるくるとまとめておきます。
場所を取らないのでどこででも織れて移動も可能です。
ゴザを引いてその上で織ります。
(布が汚れないように。)
+++ モチーフについて +++
村や地域によって独特のモチーフがみられますが、エンデではハエ(lalat)とアリ(semut)のモチーフがないとオリジナルとはいえないそうです。それ以外にも、アクセサリーをかたどったものなどがあります。モチーフが分っていれば,これはどこのイカットだとか誰かに聞かなくてもわかるわけです。
<<<イカットについてTOPへ
>>>次へ
戻る